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2006-06-15 [ Thu ]
 さて、今回もキャストをすこし。14日の夜です。

ジゼル:ヴィヴィアナ・デュランテ
アルブレヒト:熊川哲也

 ジゼルは、アルブレヒトに生きてほしかったんだろうなあ、というのが私の解釈です。
 今回のこの「ジゼル」は、見る前からストーリーがすごく私好みだなあと思っていたのですが、実際に舞台をこの目で見て、作品そのものの魅力に感動しました。
 今まで見てきたすべての作品に共通して言えることだとは思うのですが、やっぱりいいものが生き残る理由というのはわかるものなんだなあ、って。あ、わかった気になるのはおこがましいのかもしれませんけど。
 一幕がほとんど村の幸せな風景で、二幕はずっと森の中の墓地、っていう落差が、シンプルなだけによりいっそう胸に訴えかけてくるような気がします。
 確かに、アルブレヒトの所業って許せないものもあるのですが。でも、不思議と憎めないんですよね。彼の身分は考慮せざるをえないし、彼も十分苦しんでるんだから。最後、自分で持ってきた花束を引きちぎりながら後ずさって苦悩するのがすごく印象的でした。
 彼は生きてる。ジゼルが願ったとおり、アルブレヒトはウィリに殺されることなく朝を迎えることができました。
 でも、だからって、彼が幸せになれるわけじゃないんですよね。
 昔は最後に彼の婚約者が出てくるバージョンがあった、とかなんとかいう話がパンフにも書いてありましたが、それってよくよく考えるとすごい話ですよね。婚約者のほうだって、ジゼルの死には多少なりとも責任を感じると思うんです。そんな二人が夫婦として幸せに暮らしていけるわけがないと思う。
 それでも、ジゼルは恋人に生きていてほしかったんでしょう。どんなにつらくても、生きてほしかったんだと思う。それはからだが弱い彼女にとっては、ある意味自然な願いだったのではないかとも考えます。
 思えばウィリたちも、哀れな存在ではあります。女王をはじめとして、数人しか出てはきませんでしたが固有名詞が与えられている以上、彼女たちもある程度は生きているときの記憶や個性を持っていると考えるのは自然だと思うのです。そうすると、どうして見ず知らずの男を取り殺しているのか、というのが疑問です。だって、自分を裏切った(とは限りませんが)男でもないのに殺したって、気が晴れたりはしないんじゃないですか。
 それとも、女王がもっともっと重要なキーを握っているのでしょうか。

 もう一回見たいなージゼル。

 そういえば、ヒラリオンのおひげがすごかったです。キャシディさんかっこよかった。
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