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2007-12-29 [ Sat ]
 汐留の「海」でやっている「ウィキッド」、観てきました。今年の四月くらいに新聞広告を見てから、ずーっと行きたいと思っていたのです。
 その後いろいろあって忘れてしまっていたので、チケット発売日を逃してしまったのが残念……B席でも中央がとれればかなり見やすいんだけどな(マンマ・ミーア!二回目はB席で中央でした。柱のすぐ近く。一回目は一階席だったので、視点が違っておもしろかった)。
 今回はちょっと左よりで、舞台右のほう(右って上手だっけ下手だっけ……)が前の人の頭にさえぎられてしまいました。残念。仕方ないけど。

 以下ネタバレ。これから観に行く人は避けたほうがいいと思う。私もCDとか買って予習しようと思ったこともあったけど、結果的にストーリー知らないで行って正解だったと思います。
 
 とにかく、王道展開を突っ走って、それをうまくオズ本編にリンクさせたという印象でした。もちろん「オズの魔法使い」本編とは矛盾する展開もあるのだろうけど(読んだの昔だから覚えてない)、グリンダとエルファバ、二人の絆の物語として、すごくよくまとまっていたと思う。

 エルファバの緑の肌のために、妹ばかりをかわいがる父親。それでも足が不自由な妹のために尽くすエルファバ。外の世界で出会った、自分とは正反対のキラキラ輝いている女の子グリンダ。そこへ現れるハンサム。三角関係。未来への期待。失望。ポピュラリティ(これの使い方がすごくうまいと思った)に左右される、若者たちの純粋な思い。魔法使いに従うふりをして、実はエルファバをずっと探しているフィエロ。手に手をとっての逃避行。果たされない約束。理解されない妹への愛。熱に浮かされた大衆の憎悪。親友のための死。変わり果てた恩師の姿。陰謀に利用される家族愛。そして実は親子でしたオチ。(順不同)

 とにかく王道。それゆえむしょうに泣ける。
 個人の力では抗うことのできない波にさらわれている感じがしました、エルファバもグリンダも。
 魔法の力を少しは持っているはずのマダム・モリバルが、まったく魔法の力がないオズの魔法使いに従っているのも、彼が「ポピュラリティ」を獲得しているから。そこのところは、すごく納得でした。
 それにしても、グリンダは出てきたときから「いまどきのきゃぴきゃぴした女の子」だった。口調とか。彼女はまさしく偶像、アイドルにまつりあげられていたのよね。

 少しだけ疑問だったのが、エルファバの魔力は二つの世界の血を持った子供だから、という理由で設定されているはずなのに、ネッサローズが魔法(たとえ失敗しても)を使っていたこと。
 ただの人間がでたらめな呪文をとなえたとしても、何も起こるはずがない。魔法を使えない人には、そもそも魔法の失敗自体あるわけないんだから。……これでネッサローズまでオズの魔法使いの子供だったら怖すぎるよ。
 あと、心を失ったはずのブリキ男(ボック)が大衆を扇動していたことにも疑問を感じた。それ、じゅうぶん心あるよ。憎しみの心。
 あ、オズ本編では、ブリキやカカシやライオンが求めたものは、「もともと持っているのに自分で気づいていないもの」なんだっけ。
 カカシが、「軽薄だがハンサムなフィネロ」のなれの果てだというのも、興味深かった。「ウィキッド」の物語を通して、彼も確かに成長していたから。

 あー、カカシといいブリキ男といいライオンといいドロシーの家が踏みつぶした女性と彼女のはいていた靴といい、きれいにリンクさせてたなあ。
 せりふのリンクも印象的でした。

 もう一度、観に行きます。きっと。
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